オーサーズカフェ

11月16日のオーサーズカフェは「建築に風を入れる」

建築に風を入れる

東京工芸大学 工学部 教授/風工学研究センター長
大場 正昭氏

古来、日本では夏の蒸し暑さへの対応として建物に通風を有効利用してきました。京都の桂離宮は、夏の強い日差しを遮るために、軒には深い庇、外壁には十分な障子の開口が設置され、蒸暑気候に対応するための徹底した通風設計、採涼設計が施されています。今改めてこの伝統的な環境調整技術が見直されています。通風の利用により、建築物の環境負荷低減と室内空気質の向上が図られ、省エネルギーへの有効な技術手段となります。各地に建設されている「環境に配慮した自然換気利用建物」を紹介します。

14:00~15:00 ロビー2